2016年06月29日

川根の茶匠「益井園」さんへ




このブログで川根の茶匠、益井悦郎さんの事を書くのは初めてかどうか忘れましたが、川根は青部まで伺って来ました(^^)
私はど素人ですので、「お茶請け屋」の金澤木綿さんが同行して下さいました。

初めて益井さんのお茶を口にした時から、ファンになりました。

益井さんの作るお茶の中でも、発酵茶が特に好きでして、多種多彩な味わいに魅力されます。

去年は茶肴ラボで深蒸し茶の事を色々と勉強させて頂きましたが、全く未知なる発酵茶造り…

まあ、学ぶ事や知る事は潜在的な欲求ですから、「解る」はないにしても、面白いものです。

茶葉をつみ、萎凋させる事によって茶葉本来の香りや甘みなどを出やすい状態にする。
さらに葉を傷付ける事によって更に、ポテンシャルを引き出していく。

発酵する事は腐敗していく事と紙一重で、上手に酵素が働かなければ、ただ腐った葉と同じと言う訳です。

発酵が進み、益井さん自身の感覚で、発酵止めをする為に蒸してから、乾燥させる。

この度合いも長年の経験から、手で触れて、判断するらしい。

まさに益井悦郎という人と青部と言う土地が作り上げた唯一無二のものですね…

静岡にこのような人がいる事自体が財産ですね(^^)





最近はまっているのが、この「美発酵茶 黒 noir」と言うもの、半発酵させた茶葉を焙じ茶にする事で、チョコレート、カカオのような芳醇な香り、品のよいすっきりした甘さが、口に残る。

まだまだ、静岡には面白いもの、美味しいものいっぱいありますねぇ〜〜(^^)
  
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Posted by 焼津温石 at 07:45Comments(0)